2007年01月08日

天野祐吉さんの「福袋の狂宴」に思う

コラムニストの天野祐吉さんは、朝日新聞の「CM天気図」で、いつもいつも軽妙洒脱な味のあることを書いている。

今回も上手いなあ、と感心してしまうのは、1月8日付け「福袋の狂宴」。

新年の百貨店の初売りは、福袋目当てに人・人・人・・人が群がる。

名古屋三越栄店では1万2千人が行列。

松坂屋本店に至っては、1万5千人もの人が並んだ。

何故、こうも群がるのか。天野さんがそのワケを解説する。

「もう特に買いたいものがない」という満腹感と、「それでも何か欲しいものを見つけたい」という空腹感が、表裏一体となって、この異常なまでのブームを生んでいるような気がする。

つまり、「これといって欲しいものはないのに、何か買わないと気が晴れない」という飽和社会の欲求不満という空気が、あの福袋には詰め込まれているんだろう。

そう言われてみると、そうなのかあと思ってしまうものの、ここでヒネリを入れてみると、こうにも思える。

「これといって欲しいものはない」のではなく、欲しいものは我慢して我慢して我慢して、年明けの福袋まで待つ。

そこで我慢が重なったマグマがたまって、異常ブームと爆発したのではないのか。

何故、そこまで待つのか、といえば、安く買えるから。

安く買えることが分かっていて、高いものを買う必要もない。

その我慢のマグマが福袋の狂宴となるのではないのか。

丸栄・デパ地下2階の食料品売り場、魚力の高級すしはお薦めです。
posted by rakuyen at 23:12| Comment(0) | TrackBack(2) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年01月04日

初買い物は「幕の内弁当」

今年、百貨店で初買い物は、デパ地下で「幕の内弁当」でした。

名古屋市中区栄の地下にある食品売り場には高級弁当が揃っています。

食べ慣れているコンビニ弁当と比べて、味のグレードは高いですね。

品数の多さと手の込んだ煮付けもいいです。

百貨店の弁当は、お腹を満たせば何でもよい、とは違います。

味にうるさい、こだわりグルメ通の批判に十分応えられる内容になっています。

posted by rakuyen at 16:50| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年04月08日

松坂屋の悔やまれる断念

2004年09月12日に「松坂屋の悔やまれる断念」を「ブログ経営批評(おいコラ社長)」で書きました。再録します。

三越がデパート宣言して今年100年に当たるという。

座売りから陳列販売、経理を大福帳から近代簿記に、日本初の百貨店として生まれ変わった。

しかし百貨店業界を取り巻く環境は厳しい。

業界全体の売上高が、昨年まで7年連続で減り続けている。

名古屋には、三越のほか、松坂屋、丸栄、名鉄百貨店の通称4Mのほか、新興の高島屋の百貨店5つがある。

尾張で根をおろした大きな旧家のお年よりは、「おみゃあさん(お前さん)、松坂屋で持ってたりゃあ。喜ぶでえ」と、贈り物には松坂屋を推奨。

催促でもある?

なにせ尾張のお大名には、中元、歳暮をジャスコ、イトーヨーカドーの包装紙で贈られると、馬鹿にされた気分になるご様子。

松坂屋は尾張徳川ご用達の伊藤呉服店から続く、由緒正しい百貨店。

「松坂屋の石鹸は、やっぱり違う」と言う、ご婦人がいるほど信者は多い。

石鹸作っているのは、松坂屋ではなく、花王でしょう?

こんなわけの分からない神話があるのだから、松坂屋に寄せる名古屋人の信頼は厚い。

東京では三越だが、名古屋では三越は格下、松坂屋が最高級ブランド。

ところが最近、新興のJR東海高島屋が開業してから、毎年売上を伸ばし、低迷する丸栄、名鉄を尻目に、ついには三越を追い抜いてしまった。

JR名古屋駅の地の利を生かし、三重県、岐阜県、愛知県三河地方のJR利用客をすくい上げた。

松坂屋の顧客層と違う、新たな顧客を開拓。
こだわりのない人、若い人にも浸透して、松坂屋は慌て出した。

もともとJR東海は高島屋でなく松坂屋として開業する計画だったが、バブル崩壊による先行き不透明で、松坂屋が断念し、高島屋となった経緯がある。

今となれば、松坂屋にとっては悔やまれる断念となった。

なお、メルマブログ「ブログ経営批評(おいコラ社長)」は、閉鎖され、ライブドアブログ「おいコラ社長・ブアメラ経済批評」に移行しています。
posted by rakuyen at 19:35| Comment(0) | TrackBack(1) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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